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歴史小説登場人物録

ローマ人の物語 (1) ーローマは一日にして成らず(上)  第一章ローマ誕生

ローマ誕生時の王政について、ローマ建国の王であるロムルスに通じる神話から共和制に移行するまでの物語。ラテン人とエトルリア人の対立と共生の変遷や物の考え方などを交えての話。ローマの土地を他の都市との比較も交えながら解説している。

大ローマの始まりも日本と同じように神話時代から紡がれており、権力が神を頼って権威付けしていく様が、どこの人間でも同じだなと感じられるストーリーです。

 

<登場人物録>

オデュッセウス

ギリシアの部将。トロイの木馬の考案者。

 

アエネアス

トロイの王の婿。トロイ落城からの脱出に成功。美と愛の女神ヴィーナスと人間の間に生まれた子。脱出後、神々の導くままにイタリア西岸を北上し、ローマ近くの海岸にたどり着く。

 

アスカニウス

アエネアスの息子。アルバロンガ建設(ローマの母体とされる都市)。

 

ロムルス

ローマ建国の王。アルバロンガの王の娘と軍神マルスとの間に産まれた双子の一人。

 

レムス

ロムルスの双子の兄弟。

 

タティウス

サビーニ族の王。ローマをロムルスと共同して統治。

 

ヌマ

ローマ二代目の王。サビーニ族出身。職業別の団体結成、暦の改革、宗教改革などを実施。

 

トゥルス・ホスティリウス

ローマ三代目の王。ラテン系ローマ人。アルバを攻略。軍事力を率いて戦いを重ね、ロムルス以上の軍事的栄光に輝いた。

 

アンクス・マルキウス

ローマ4代目の王。サビーニ族出身。ヌマの娘が母。オスティアを征服し、塩田事業を手中に収める。

 

タルクィニウス・プリスコ

ローマ5代目の王ギリシア人の父とエトルリア人の母を持つ混血。一族郎党を引き連れてローマに移住。選挙運動をした最初のローマ人。ローマの干拓事業を実施(フォロ・ロマーノの誕生)。

 

セルヴィウス・トゥリウス

タルクィニウスが出会ったエトルリアの少年。タルクィニウスの娘の夫。ローマ6代目の王。ローマ全体を囲む城壁(セルヴィウス城壁)を完成させる。軍制を改革。

 

トゥーリア

セルヴィウスの娘。気が強い。タルクィニウスの息子(後に7代目の王となる)と結婚。

 

タルクィニウス

トゥーリアと共謀して、セルヴィウスを殺害して7代目の王となる。市民にローマから追放される。これ以後、ローマは共和制に移行する。

 

セクストゥイス

7代目の王タルクィニウスの息子。ルクレツィアに手を出す。

 

コラティヌス

セクストゥイスの親族

 

ルクレツィア

コラティヌスの妻。ルクレティウスとコラティヌスにセクストゥイスを訴えた後に自害。

 

ルクレティウス

ルクレツィアの父。ユニウス・ブルータスとともにルクレツィアの元に駆けつける。

 

ユニウス・ブルータス

7代目の王タルクィニウスをローマから追放することを先導。

 

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