ローマ人の物語 (1) ーローマは一日にして成らず(上) 第二章共和制ローマ
共和制に移行したローマ初期の話。共和制下での執政官の順に説明。
その後、ローマを物語るためにはギリシヤの話抜きには語れないことから、紀元前5世紀半ばまでのギリシア文明についての話が続く。
都市国家としてのアテネ、スパルタ、そして都市国家群であったギリシアが一致協力したペルシア戦役、その後の覇権国家アテネへ。
<登場人物録>
ルキウス・ユニシス・ブルータス
王政打倒を実現した最大の功労者。共和制ローマの創始者。タルクィニウスの甥。
コラティヌス
ブルータスとともに初代執政官となる
ヴァレリウス
コラティヌス辞職後の執政官。プブリコラ(公共)の綽名で呼ばれる。
アルンテス
コラティヌスの長男。ブルータスとは従兄弟。
ルクレティウス=>ホラティウス=>ティトゥス・ルクレティウス
ブルータス死後の執政官
ポルセンナ
キュージの王。タルクィニウスを王位に復帰させるための戦いをローマに宣告する。
ガイウス・ムキウス
ポルセンナの暗殺に失敗するも和平のきっかけを作る。
以下、ギリシア文明
ソロン
王政から貴族制に移行していたアテネにおいて、貴族への反発に同調し、「ソロンの改革」という政治改革を実施
ソロン後のアテネにおいて独裁制を布いた。アテネに平和と秩序を与え、経済面でも空前の繁栄をもたらす。
クリステネス
ペイシストラトスの死後、独裁制を打倒。ソロンの改革を復活させ、より民主的な方向に政体を改革。
リュクルゴス
紀元前7世紀後半、スパルタで改革を実施。スパルタ的性格の急進化が進むきっかけとなる。
ダリウス
ペルシア戦役時のベルシアの王
ミルティアデス
ペルシア戦役時のペルシアの国家政戦略担当官(ストラテゴ)の一人。マラトンの戦いを主導。
アリステデス
マラトンでの勝利後、対ペルシアで穏健派を率いる。陶片追放で一度は追放されるも3年後に帰還。
対ペルシアで急進派。アリステデス追放後、軍備増強を推進。
クセルクセス
先代ダリウスの意志を継いだペルシア王。ギリシアを再侵攻。
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